マッチングアプリが出てきてから、このイメージの連想は少なくなったかもしれません。
しかし、一昔前までは、ほとんどの人がこの連想をしたと思います。
その連想とは、「出会い系=サクラ」です。
今回は、「サクラがいない出会い系アプリは希少」をお送りします。
出会い系アプリの95%以上は「サクラ入り」
まず、「出会い系=サクラ」という印象と言うか、連想は正しいです。
私も出会い系企業にいたころ、少し調査業務にかかわったことがありますが、出会い系の多くはサクラ入りです。
「多く」ってどれくらい多くなのかといえば、少なくとも95%以上だと言えます。
実は、詐欺出会い系と言うのは、一つの悪質企業が大量に立ち上げて運営しているケースが多いのです。
なぜなら、「サクラのアルバイト」は使いまわせる資産だから。
つまり、Aという詐欺サイトを立ち上げて、サイトのトップページ(登録ページ、ログインページ)やアプリのトップ画面を作りますよね。
そして、そこからログインすると、メールボックス風のインターフェースとなり、その中でサクラとやり取りをさせるわけです。
もうお分かりになった方もいらっしゃるでしょう。
そう、トップページやトップ画面は使いまわせませんが、メールボックス風のインターフェースや、その中でユーザーをだますためのやり取りをするアルバイトは、使いまわせます。
ですので、詐欺サイトや詐欺アプリを運営する企業は、通常複数の(ときにはとんでもない数の)詐欺出会い系を運営しています。
そして、トップページやトップ画面だけは外注業者に作らせたりして複数用意し、内部のメールのやり取りのためのアルバイト雇用や詐欺マニュアル整備に力を入れているのです。
サクラがいない優良出会い系アプリは1つだけの運営でも大変
一方で、サクラがいない優良サイト(優良アプリ)は一つ立ち上げて運営するのも大変です。
きちんと広告を打って、女性会員を集め、業者を排除し、継続的に評判を維持しなければならないからです。
1つの優良サイトだけで億単位の運営費がかかりますし、数十億の売り上げが経ちます。
しかし、詐欺サイト(アプリ)は簡単にたくさん立ち上げられますし、ひとつやふたつの悪評が経ってサイトが閉鎖になったところで、痛くもかゆくもありません。
(むしろ、こういった事態は最初から織り込み済みです)
すべてのサイトが少しずつ「カモ」のユーザーからお金を搾り取り、そして悪評が経ちすぎた「潮時」に閉鎖します。
(閉鎖のお知らせなどはせず、単にドメインを捨てたり、アプリの運営を放棄するだけの場合も多いです)
サクラがいない希少な出会い系アプリは?
ここまで述べてきたような事情(詐欺アプリの運営システム)から、「サクラ入り」の詐欺アプリは容易に増殖します。
よって、詐欺サイトが少なくとも95%を占める、ということになってしまうわけですね。
その一方で、サクラがいない出会い系アプリ(サイト)は希少というわけです。
とはいえ、「希少」というからには、「少ないとはいえ存在はする」わけです。
かつて出会い系関連企業に勤務し、一応「業界の人」だった私が、業界内で「優良」とみなされていた、サクラがいない出会い系アプリを思いつくまま列挙します。
(ちなみに順序は思いついた順で、特に意味はありません)
- ミントC!Jメール
- PCマックス
- ワクワクメール
- ハッピーメール
- ASOBO
- メルパラ
- 華の会メール
- イククル
- YYC
ちなみにこれらのサイトにはサクラはいませんが、業者やキャッシュバッカーは普通にいますのでご注意ください。
マッチングアプリを含め、「業者がほぼ入りこまない出会い系アプリ」は「サクラがいない出会い系アプリ」よりもさらに少なく、あまりありません。
「女性からも料金を取る」タイプの婚活サイト(マッチドットコムや、楽天オーネット等)くらいでしょうね。
ですので、コスパ良く出会いたいのであれば、「希少な優良出会い系アプリを使うこと」と「業者をうまく避けること」が重要です。
その方法は全て、当サイトにて解説していますので、参考にしていただければ幸いです。