スガクル。
インターネット上でたまーに検索される、存在するような、存在しないような、不思議なワードです。
この度、この「スガクル」に触れることがあったので、今回は「出会い系スガクルとは」についてご紹介しましょう。
スガクルとは
結論から言いましょう。出会い系サイト「スガクル」とは、架空の出会い系サイトの名前です。
どこから出てきた出会い系サイトなのかと言えば、年末番組の代名詞ともなっている「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」の「笑ってはいけない24時間」シリーズの一つから来ています。
スガクルというのはいまだに検索されるワードなので恐ろしいことなのですが、スガクルが出てきたのはなんと2013年12月31日のこと。
「ダウンタウンの笑ってはいけない地球防衛軍24時間」で、プロデューサーだった菅賢治さんがモデルとなった出会い系「スガクル」が登場したのがスガクルの由来です。
私も今回、DVDで「ダウンタウンの笑ってはいけない地球防衛軍24時間」を見ていて気付いたのですが、おそらく2024年現在に検索する人は、DVDやブルーレイで見返して気になった方なのでしょうね。
（私自身も、見返してこの記事を書いているわけです）
スガクルの元ネタとなった出会い系は
ただ、スガクルの「スガ」は菅プロデューサーから来ているというのでいいのですが、「クル」がどこから来ているのかは分かりませんよね。
これは、間違いなく出会い系「イククル」から来ており、「スガクル」自体が「イククル」のパロディです。
誰かがそういったわけではありませんが、イククルは押しも押されもせぬ出会い系業界の大手かつ老舗であり、まあ「一般的には明らか」なことだといえるでしょう。
イククルは、もともとは「イクヨクルヨ」という名前の出会い系で、実際に今現在でもドメインが「https://www.194964.com/」とイクヨクルヨ（194964）になっています。このイクヨクルヨというのは文字通り「行くよ、来るよ」という出会い系の待ち合わせを指していると思われます。
ただ、このイクヨクルヨというのが「出会い系の一般的な待ち合わせ」ではなく、いわゆる援助交際の待ち合わせを想起させる（援助交際では、女性はお金目的、男性はエッチ目的のため、すぐに「行くよ、来るよ」と出会いやすい）ため、サイト名を変えたそうです。
それで、現在は「イククル」となっているわけですね。繰り返しになりますが、これが「スガクル」の元ネタで間違いないでしょう。
イククルってどうなの？
「スガクル」で検索してきた方へのお返事としては、ここまでで済んでいると思いますが、「スガクル」が出会い系として登場した以上、出会い系としてのスガクルのモデルはどうなのか、気になっている人もいますよね。
正直に言えば、イククルは昔はかなりの「出会えるサイト」でしたが、最近は微妙です。出会い系業界に勤務していた経験からすると、昔はモデル（タレント？）の小森純さん（懐かしい！）などを起用して相当広告費をかけていたのですが、最近はそういった動きもなく、他のサイトが攻勢をかける中で勢力を著しく弱めています。
この記事を書いているのは2024年なのですが、現在であれば、ミントC!Jメールが一番出会いやすいサイトだと思います。
「イククル」に期待してこのサイトに来てくださった方には申し訳ないのですが、間違いなくイククルよりJメールの方が出会えると思いますので、「どうしてもガキ使の元ネタの出会い系を使いたい！」というのでもない限り、イククルはやめておいた方が賢明です。
